SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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ワールド・ティーチャー 異世界式教育エージェント14

[著者:ネコ光一/イラスト:Nardack/オーバーラップ文庫]

シリウスでさえも一気に殲滅し切れない難敵
 大陸間会合からのサンドール王国王位継承問題、からの『氾濫』と呼ばれる十数年に一度の魔物の大襲撃。このシリーズで、一つの場所に留まる状況下でのエピソードがこれだけ長丁場なのも珍しい(初期の頃以来)。これまで以上に見所満載でした。

 今回まででもまだ終わらない。それだけ、このの黒幕が抱く感情・執着心の根の深さを思い知らされる。得体の知れない存在に変わり果て、シリウスが相手でも余裕な態度を崩さない。まだ底が知れないので、その正体の謎と不気味さは増すばかり。

既刊感想:『ワールド・ティーチャー 異世界式教育エージェント』感想一覧