SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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現代ダンジョンライフの続きは異世界オープンワールドで!1

[著者:しば犬部隊/イラスト:ひろせ/オーバーラップ文庫]

 個人的な第一印象は、「謎や伏線が怒涛の如く押し寄せて来る!」でした。

 主人公の鳴人が置いてけぼりを食ってるような理解不能さと言うんでしょうかね。一部登場人物が一方的に意味不明な事をしゃべくって、ミッション?なる道しるべがバグってるかのように理解不能なのは、「ちょっと待ってくれ~」となってしまいました。

 そう言った取っ付き難さはありましたが、鳴人の粗暴で豪快で圧倒的な力強さは充分に引き寄せられる良さがあり、また『蒐集竜』と呼ばれるヒロイン的な存在とのやりとりも興味深く映りました。

 本当に手応えを感じられるのは、もっと色々と物語の謎や秘密が明らかになった時でしょうかね。どうも鳴人自身にも、ただの異世界人だけではない何か重大な秘密がありそうですし。