SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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やたらと察しのいい俺は、毒舌クーデレ美少女の小さなデレも見逃さずにぐいぐいいく3

[著者:ふか田さめたろう/イラスト:ふーみ/GA文庫]

 運命の初キスを小雪が忘れちゃったので、もう一度立て直してちゃんとキスしよう、と直哉があの手この手で作戦を仕掛ける。察しが良過ぎる彼も、これに関しては思うようにいかず苦戦を強いられ、結構必死にもがいてました。

 どのようにしたらお互い納得の行く告白シーンに至れるか。あれこれ考えを巡らせたりしていました。実際には既に付き合っているも同然で、お互い両想いなのもよく分かっているんですけどね。
 慎重過ぎるくらいに見えていたのは、それだけ『告白する』事を、直哉も小雪も大切に思っている証なのだと思いました。

 あとは、互いの両親との交流。こちらも面白かったです。特に小雪父と直哉父の関係性とか、いいですよね。直哉と小雪の恋愛からは外れますが、父親二人のエピソードもちょっと見てみたくなったりとか。

 最後に次巻について。小雪祖父が許婚をつれて来日するのだとか。まあ直哉を良く知る周囲の人たちは、全く心配してなかったですけどね。むしろ直哉に関わる事を心配されている許婚、果たしてどんな人物なのでしょうか。 

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