[著者:大崎アイル/イラスト:Tam-U/オーバーラップ文庫]
マコトの事を『弱い』『頼りなさげ』みたいに思っていたはずなんですが……めっちゃ『強い』じゃないですか。いや、正確には“自分の強みを活かした戦い方に慣れて来た”と言うべきでしょうか。
自分よりはるかに格上の相手を力技でねじ伏せるなんて芸当は無理だし、マコトひとりで立ち回るにも限界はあるので、ルーシー達との連携プレイとしての立ち回りが冴え渡っていたように見えましたよね。
適材適所として最大限の役割を果たす→役立たずのお荷物思考からの脱却→自分の言動に自信がみなぎる→成長意欲と行動意欲が更に増す、みたいにマコトの気持ちが好転して行くのが見ていてなんか嬉しかったです。
大賢者様から聞かされた大魔王復活の予兆やら、女神ノア様のから聞かされた真の目的やら、なにやら物騒な選択を迫られる羽目になったりしてましたが、これからマコトはその『混沌の渦』の中心に向かって行く事になるんでしょうか? まあ本人は消極的ですけどね、多分望まずとも引き摺り込まれてしまうんでしょう。
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