［著者：美紅／イラスト：桑島黎音／富士見ファンタジア文庫］
いや、ユティを現実世界の学校に通わせちゃダメだろ。常識知らずだし『邪』を宿した危険な力も持ってるし……と思ってたんですが、割とすんなり受け入れられてました。
そういや優夜の時も感じてた事だけど、この学校の生徒達って、規格外な能力も結構あっさり慣れてくれるよなあと。余計な騒ぎが起こらないならそれでいいんでしょうけど。
ユティの学校通いの交流以外は、引き続き異世界側がメインな内容。優夜がユティの『邪』をこんな風に取り扱うとは、まさかの展開でしたけど、その取り込まれた『邪』が案外優夜に馴染み出している辺りはちょっと面白い所。
邪に染まったクズな『聖』を優夜の覚醒でざまあ出来たのはスカッさせてもらえましたが、邪の『本体』の力は底が知れない感じですよね……。
遂に彼らの方から襲撃する方向に進みつつある中で、今の優夜に対抗策があるのかどうか。相まみえた時、果たしてどう対応して見せるのでしょうね。
