[著者:美紅/イラスト:桑島黎音/富士見ファンタジア文庫]
異世界の『聖』に対する『邪』の存在は、ウサギ師匠が言っていたように、『邪』ひとりに対して『聖』側が総力戦で挑まなければ太刀打ち出来ない。今回はその格差を見せ付けられたわけで、そう簡単に優夜に“無双をさせない展開”と言うのがなかなか面白い所だなと。
いずれは優夜が邪を驚愕させる程までに強くなってくれる予感はありますが、まだ相手にならない様子が逆に成長の期待を抱かせてくれて良いですよね。
異世界が大いに盛り上がるのに対して、現実世界側は存在感自体を問われているような気も。一応、佳織に異世界バレした事で交流は持てましたけど、そこから現実側でどう話を広げてくれるかを期待したいです。