ようこそ実力至上主義の教室へ4

[著者:衣笠彰梧/イラスト:トモセシュンサクMF文庫J]★★

 ここまで見せてくれたのなら、龍園が描いた筋書
きの種明かしまで見せて欲しかったのですが。結果
は受け入れて把握出来ても、過程が不明瞭なもんで
「何でそうなったの?」で終わってしまいました。
 もしも綾小路と龍園が同じチームだったならば、
龍園の“気付き”を綾小路が看破していたのではな
いでしょうか。別チームだったから気付き様が無か
った=綾小路の範囲外で意図して描かなかった、と
見るべきか。対決の舞台はここではない、まだ踏み
込むには早い段階と言う事なのかも知れません。
 そして話が進んでも揺るがない“綾小路清隆が最
も不気味な存在”の事実。一人称視点の主人公の癖
に本当に得体が知れないので困ってしまいます。

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