異世界拷問姫3

[著者:綾里けいし/イラスト:鵜飼沙樹MF文庫J]★★★

 最初から予断を許さない状況からのスタートで、
より一層十四階級の悪魔殲滅へとひた走る内容に仕
上がっていました。ただひたすら最後の最後まで立
ちはだかる敵を駆り尽くしてゆく疾走感。残りの悪
魔が一丸の肉壁と化した影響による急速なクライマ
ックス感。そして、苛烈極まる死闘の合間に挟まれ
る櫂人とエリザベートの一時の安らぎ空間。などな
ど、溜息が出る程に見所満載で魅了されました。
 エリザベートと櫂人にとっての終着点は明確に見
え始めてはいたものの、本当にラストシーンに踏み
込むまで結末の予想が定まりませんでした。“こう
であって欲しい”と望んでいたものではありました
が、展開の予測不能さは更に増してしまいました。

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