- 作者: 牧野圭祐
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/09/19
- メディア: 文庫
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連合王国女王なのに発言権を抑制され、本当は宇 宙開発に興味津々で言いたい事が溜まりまくってい るのに発散も出来ず、象徴だけの飾り物にならざる を得ないサンダンシアの様子が歯痒くて仕方ありま せんでした。なので、終盤の勇気ある発言は本当に 良いものでした。よくぞ言ってくれたって感じで。 今までも、口出したい反抗したい気持ちを抑え付 けられ、儘ならない事は幾つもありました。その度 に誰かが奮い立って世間に自分の思いの丈を主張し てみせる。今回は特にバートがその役割を充分に担 ってくれていたんじゃないかなと。こうなってくれ たらいいのに……と呟いていた“共同開発”へ微か に前進。ただ、何か不穏な予兆もあるようで……。 既刊感想:1、2、3