SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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生徒会探偵キリカ4

[著者:杉井光/イラスト:ぽんかん(8)/講談社ラノベ文庫]★★

生徒数8000人規模
 物凄く久々に続刊読んで「あぁ、こんな雰囲気だったなあ」と思い返しつつ。ひかげの冴え渡るツッコミとか詐欺師テクニックとか。あと多分以前からそうだったと思いますが、大体ひかげとキリカと総務執行部周辺の範囲でしか語られないからか、これだけの生徒数の規模ってなかなか想像付かないですね。

体育祭
 で、この規模の体育祭も当然ながら、想像したら「収拾付くんだろうか?」となるわけです。周囲のサポートも当然必要不可欠ながら、傍から見てると難なく全体をまとめ上げている狐徹の凄さも改めて見せ付けられたような感じでした。

そして謎と推理と生徒会探偵
 キリカが謎を解き、ひかげが裏を暴く、みたいな流れだったなあそう言えば。こんな風に懐かしんでばかりでしたが、些細な所で重要な伏線を貼るような仕込み方が巧いですよね。ひかげとキリカの指摘による種明かしで有無を言わさず納得させてみせてくれる。

扉の向こう側
 これもあったなあ。今回の件で大分その時が近付いたような手応えでしたが、誰が残りの鍵を持っていて、誰がその全てを手に入れて、誰が扉を開けるのか。この件が今後更に深く関わって来るのかどうか。

既刊感想: