SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

メグとセロンIII ウレリックスの憂鬱

[著者:時雨沢恵一/イラスト:黒星紅白/電撃文庫]★★

 新聞部結成の切っ掛けとなった前回の事件は終わっても、夏休み演劇部合宿は今回も続く。で、何となく想像してた通り、『新聞部』ってよりは『少年少女探偵団』っぽくなってきた。今後も生徒のお悩み相談依頼から話が進むのかどうか。そこから新聞ネタに発展するか否かはジェニーの腕次第?(受けた依頼内容にもよるかな。今回みたいなのは公表NGだろうし)。  

 恋愛部分は相変わらずセロン最萌え展開。メグとの関係は微速前進といった所。しかしメグはかなり天然&鈍感入ってる気がするぞ。自分自身が恋をしたい気持ちはあって、他人の恋愛にも積極的に介入してるんだけど、“誰かが自分に好意を寄せているかも知れない”可能性は全く考えてなさそう。だからこそセロンの方からハッキリキッパリ気持ち告げて、メグにその可能性を気付かせてあげないと。……問題なのは、セロンが覚悟を決めるまであと何巻必要かって事だな。

既刊感想:II