[著者:鷹見一幸/イラスト:Himeaki/電撃文庫]★
総合的に見れば致命的な被害は免れたものの、単純に北関東連合側の“勝利”と言ってしまうと虚しい空気が残るような気がするのは、結局はこの戦争が不毛なものに見えてしまうからなのかねぇ?
思想の違いから無理だとは分かっていても、共和国側と停戦協定でも結べないものか……と考えてしまう事もしばしば。リアリティ溢れる世界だからこそ、崩壊した秩序の中で纏まって手を取り合えないのだろうか、という気持ちが読んでいて昂ったのかも知れない。一応一戦決着はついたけど、道半ばで終わったのが残念。この先の未来も見たかったな。
リセット・ワールド(3)
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鷹見一幸 アスキー・メディアワークス 2008年12月