[著者:石之宮カント/イラスト:ファルまろ/富士見ファンタジア文庫]★★

- 作者: 石之宮カント,ファルまろ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/09/20
- メディア: 文庫
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竜歴500年代のエピソードを“私”視点で追っ ているものと思っていました。が、今巻の結末に触 れて、もしかしたらこれって、記憶や想いを継承し た“彼女”の中に在る風景を描いていたものだった り……とか? そんな風にも見えたりもしました。 最後に漢字表記で示して見せた彼女の“名前”に 何か意味が込められているのかどうか、そして主人 公の名前が伏せられているのにも意図があるのかど うか、気になる所で思い浮かんだのはこの辺りでし ょうか。物語の中で“私”が辿る道はまだまだハッ キリ見出せておらず、実は単なる勘繰り過ぎで深い 意味や意図は無いかも知れませんが、何となく気に なっているので今後も気に掛けてみる事にします。 既刊感想:1