[著者:周藤蓮/イラスト:ニリツ/電撃文庫]★★
- 作者: 周藤蓮,ニリツ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/03/10
- メディア: 文庫
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第23回電撃小説大賞『金賞』受賞作。
本当の本当に自分にとって“どうでもいい”なら
ば言葉になって吐き出される事すら無く、従ってラ
ザルスが口癖として“どうでもいい”と呟きを漏ら
している以上、それは例外なく彼にとって“どうで
もよくはない”事なのではないか? と、まあラザ
ルスの事なかれ主義から醸し出されてるという気は
しましたが、賭博師としての器用さとは逆に、生き
方はとても不器用だなあとしみじみ思いました。
最初は奴隷娘の育成って感じで、途中から賭博師
としてのラザルスの気概をまざまざと見せ付ける展
開に変化して行きました。好みなのは後者。ただ、
終盤リーラ不在だったので仕方ないですが、二人の
触れ合いはもっともっと見てみたかったですね。