[著者:世津路章/イラスト:堀泉インコ/電撃文庫]★★
彗花の母親が海外から帰国して来た序盤辺りが騒動のピーク。他に彗花と蓮の関係が僅かに揺らぐ程度で、あとは殆ど波風立たない穏やかな展開でした。
あんまりこじれても居心地が悪くなりそうなので、なるべくなら穏やかに二人の世界に没入したい、と言う部分に関しては充分に満足の行く仕上がりだったかなと思います。
ただ、この先もまだ続くとすれば、ずっとこの環境のままではいられないような気もします。周囲に秘密の同居生活、蓮の家庭環境、漫画家志望の壁、などはいずれ避けて通れない問題として浮かび上がって来るんじゃないかなあ。
既刊感想:1
スイレン・グラフティ(2) もすこしつづく、ナイショの同居
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世津路 章/堀泉 インコ KADOKAWA 2019年09月10日