[著者:渡航/イラスト:ぽんかん(8)/小学館 ガガガ文庫]★★★
二学期スタートの文化祭
絶対にこじれる、と確信を抱いて臨んだら案の定。別に八幡が火種をぶち込んでるわけじゃないんだけど、八幡が絡むとこうなるよね、って定型パターンが出来上がってしまっている。自称ぼっちで全方位にぼっちと認識されている筈なのに、何故かリア充的なイベントには引き込まれてしまう。雪ノ下姉妹の関係
未だにハッキリせずもにょもにょしてるのが気になって仕方ないんですが、二人の力関係であったりとか、互いにどんな感情を相手に抱いていたとかり、特に陽乃が今回意図を持って参加した文化祭の中で、そう言うのが結構見えて来たかなあと言う気もしました。損な役回り
八幡自身が「慣れている」「それでいい」と納得して通してしまったら、もう何も言えない。本質を理解している人達が八幡の精神を変えて行くのか、それとも変わらずに痛みとも思わない自傷を繰り返し必要悪を演じ続けてしまうのか。やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(6)
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渡 航/ぽんかん8 小学館 2012年11月