[著者:福山陽士/イラスト:シソ/富士見ファンタジア文庫]★★
似た者同士で分かり合い過ぎて
恋愛感情の事と、家庭環境の事情の事。奏音とひまりが抱えているモノはとても良く似ていて、互いにそれを感じ取れるからこそ理解できる部分もあり、また自分自身を客観的に見ているようで、もどかしく感じてしまうのかも知れませんね。少しでも長く続いて欲しいと願うのは我がままか
同居生活は延々とは続けられない。そんな雰囲気が徐々に浮かび始めているような、そんな雰囲気もありました。それはおそらく和輝自身が一番よく理解している筈。ただ、ひまりと奏音が答えを出すには今しばらく待ちの姿勢も必要か。何が最良の選択かは全く見通しが立たない
和輝には、告白された幼馴染の友梨も含めて3人の気持ちが充分に伝わっている。だからこそ慎重になるし、どう答えを出すべきか大いに悩んでしまう。おまけに奏音とひまりの家庭事情も何ら解決してないしなあ……更に正念場になりそうな予感。既刊感想:1
1LDK、そして2JK。II 〜この気持ちは、しまっておけない〜
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福山 陽士/シソ KADOKAWA 2020年04月17日