[著者:福山陽士/イラスト:シソ/富士見ファンタジア文庫]★★
穏やかに過ぎる日々
何となく『嵐の前の静けさ』的な雰囲気を感じさせる、和輝、、奏音、ひまりの日常風景。ひまりとの別れが近付いている事を意識させられるからか。夏休みのイベントも「これが最後になるかも知れないから」みたいな、楽しいながらもどこか寂しい気持ちが一緒にくっ付いているような印象でした。表面化する家庭の事情
奏音とひまりに訪れる転機。このままずっと3人同居の関係を続けるわけには行かない。世間的に後ろめたい状況なのは和樹達の方で、自覚した上での同居生活だから、おそらく終わる時は来てしまう。問題は、ややこしく揉めずに終止符を打てるかどうか。バレたら色々とアウトな事情込みなので、その辺りはどう展開して行くのか気になる所ですね。1LDK、そして2JK。III ~夏が始まる。二人はきっと、少し大人になる。~(3)
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福山 陽士/シソ KADOKAWA 2020年08月20日