［著者：壱日千次／イラスト：Ｕ３５／ファミ通文庫］★★★
好きな人の恋を応援する健気な後輩ちゃん
主人公・草一に好きな相手が居るのが分かっていながら、その恋を応援しつつ徐々に惹かれて行ってしまう。そんな後輩ヒロインな朝日奈舞がとにかく愛おしく、もどかしい恋愛模様がとても切ない。自分に振り向いて欲しいと思っての行為だったのに
舞自身の行為はことごとく裏目に出てしまい、自爆してはへこむばかり。ただ、墓穴を掘ってしょんぼり寂しげにする舞の姿が妙に放っておけないというか……何とか草一との関係が恋愛に発展してくれないかな、って気持ちになってしまうんですよね。上手く行くまであとほんの少しだったのに
なので最後は凄く嬉しかった。舞の詰めの甘さに「おい！」ってツッコミ入れましたけど。でも、高嶺先輩って絶対草一の事好きだよね？ 舞に対して気持ちを固めた後で、どんな影響が出るのやら……。
朝日奈さんクエスト センパイ、私を一つだけ褒めてみてください（1）
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壱日千次/U35 KADOKAWA 2020年04月30日
