[著者:小林湖底/イラスト:りいちゅ/GA文庫]★★
『逆さ月』の思うツボ、のようにも見えるが……
今回ムルナイト帝国内で勃発した『七紅天決戦』、結局の所テロ組織『逆さ月』の暗躍に翻弄されたような感じだったので、「国内の最高位実力者達がこんなんで大丈夫か?」なんて思ったりも。まあ内部抗争してる場合じゃないだろ……って具合なのですが。ただ、カレン皇帝が全部把握した上で、『あえてそうさせている』風にも見えるんですよね。暗躍の意図は未だ霧の中
あとは根本的な問題として、『逆さ月』の目的って何? って部分。ハッキリ“これ”だと語られてたかな? まだ組織の全貌は掴めていないので、テロ行為の意図なども曖昧にしか捉えられない印象。おそらくコマリの潜在能力が深く関わっているでしょうけど、何が狙いか分からない所もありますね。既刊感想:1
ひきこまり吸血姫の悶々2
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小林 湖底/りいちゅ SBクリエイティブ 2020年05月15日