SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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ひきこまり吸血姫の悶々3

[著者:小林湖底/イラスト:りいちゅ/GA文庫]★★

気持ちの変化の兆し……?
 コマリの願望は『引き篭もりたい』。でも、周囲に無理矢理にとは言え、何だかんだで連れ出されている。ちょっと変わって来たかな? と思ったのが、最近『断固拒否』の態度が軟化して来ている? と言ったもので。その辺、連れ出されている内に慣れれ来たのか、あるいは近しい人達のと外出も悪くないと感じ始めたのか。まだ嫌々な部分は大きいので、自発的にというわけではないでしょうけどね。

知名度と周囲の期待が引き篭もりの邪魔をする
 でも、結局どんな場面でもコマリから「私思いっ切り外に出て遊びたーい」にはなっていない。今回も国家間戦争&コマリご指名、で渋々出たら見事に巻き込まれたって感じだし。自身の意に反して、ここまで勝手に知名度が上がってしまったら、もう簡単に引き篭もるのは難しくなって来ているのかも。

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