[著者:二月公/イラスト:さばみぞれ/電撃文庫]★★
存在感が失速する
今回から登場の柚日咲めくる。めちゃくちゃ個性が際立った存在感溢れるキャラクターでしたが、後半の別展開で一気に存在感と持ち味が霞んでしまって、勿体無いなあって気持ちでした。由美子と千佳に異常なまでの、その中に何か含みを持たせた『敵対心』を事あるごとにぶつけて来る。この様子がとても興味を引く展開だったので、最後まで3人のエピソードを中心に走って欲しかったんですよね。次巻でも見せ場があって欲しい
とは言え、後半の千佳の『問題』もそれはそれで引き込まれる内容だったんですよ。ただ、そこは次に回して欲しかった。めくるの事をもっと掘り下げつつ二人と絡んで欲しかった。個人的に凄く気に入ってしまったので、本当に惜しい気持ちでしたね。既刊感想:1
声優ラジオのウラオモテ #02 夕陽とやすみは諦めきれない?(2)
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二月 公/さばみぞれ KADOKAWA 2020年06月10日