[著者:二丸修一/イラスト:しぐれうい/電撃文庫]★★★
思惑やら駆け引きやらは色々あるけれども
ヒロイン3人、誰かが突出しているわけではなくほぼ横並びな印象だった今回。けん制し合ってるのは相変わらずだけど、ギスギスした空気が薄れたと言うか、『負けられない思い』が敵対心から好敵手みたいに変わって来たような、そんな感じだったかなあ。3人の気持ちが『末晴の為に』と同じ方向に揃っていた影響が大きかったのかも。思っていたよりもずっと末晴は自分の事を分かっていた
でもまあ結局は末晴次第となってしまうわけで、彼も自身の胸の内は良く分かってるんですよね。ちゃんと自分と向き合えている。向き合えているからこそ、軽率には答えが出せない。そこを深く理解した上で意図してかどうか、現時点で最良の展開に持ち込む黒羽がやっぱり少し抜け出している感じか。幼なじみが絶対に負けないラブコメ4
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二丸 修一/しぐれうい KADOKAWA 2020年06月10日