[著者:ケンノジ/イラスト:フライ/GA文庫]★★★
『鈍い』自覚が有る、と言う事
諒の中の恋愛感情について。鈍感であるようで、実際には『まだ知らない』から『反応の仕方が分からない』。でも、諒は自身の感覚をちゃんと把握した上で、好意を寄せてくれる相手との接し方を真剣に考えている。そうでなければ、自分を好きだと言ってくれている相手に、「好きってどんな感情?」とか面と向かって聞こうなんてしないですよね。あとは自然な芽生えを待つしかない
分からない事を自覚して、分からないなりに積極的に理解しようと試みる。諒のそう言った姿勢、とても丁寧に描かれているなと思いました。姫奈や美南が諒の性格を理解しているからこそ、許容されている部分はあるんですけどね。何にしても、諒の恋愛感情の目覚めはもうしばらく掛かりそうです。既刊感想:1
痴漢されそうになっているS級美少女を助けたら隣の席の幼馴染だった2
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ケンノジ/フライ SBクリエイティブ 2020年08月07日頃