SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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リアデイルの大地にて2

[著者:Ceez/イラスト:てんまそ/ファミ通文庫(B6判)]

 ケーナ以外の、リアデイルのゲームプレイヤーの転生者と出逢う。でも、ケーナはその際もマイペースで、「ふーん、そっかー」なノリだったんですよね。それ程重要ごとではないのか?

 いや、読んでるこっちは結構な驚きでしたけどね。「何故?」の疑問が付きまとったり。でもケーナって、事実としては受け留めても、あまり疑問を抱かないし、深く追求しようともしないんですよね。

 性格的なものなのか、今を生きる事に充実を感じていて、過去を振り返る事を必要としていないのか。今の所、探った所で大きな変化も起こらなさそうな雰囲気なので、とりあえずケーナ以外の『転生者の存在』を頭の片隅でも覚えておけばいいのかも。

 あとは、辺境の村に身を落ちつけながら、『守護者の塔』探索がケーナの主な目的となって行きそう。彼女が何を思い、その行動を起こしているのか。

 200年の空白を知る為か、かつての仲間を求めてか、ほかに何か思う所があるのか、逆に深い考えはなく気ままななりゆき任せなのか。あまり個人的な内面を見せないので、深い所までは覗けませんでした。

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