[著者:紺野千昭/イラスト:fame/HJ文庫]
『能ある鷹は爪を隠す』系な俺TUEEE。
そう言う主人公って、大抵「目立たず生きたい」みたいな願望は叶わないですよね~。
本作の主人公・恭弥は、その点で言ったら今の所はうまく隠せている様子。
まあ元々簡単には悟らせない圧倒的な能力を持ち合わせているから、なんですけどね。
今後、果たして彼がどんな立ち位置で活動する事になるのか?
今回みたく、極力『真の力』を隠しながら、小毬や女神ララの支え役に徹するのかどうか。
諸悪の根源っぽい上位存在の女神たちに嗅ぎつけられたら、多分そうは行かなくなるでしょう。
まるで帰還勇者たちを裏で操っているような発言を見せた、女神たちの動向は気になる所。
あとは、最凶魔王フェリスの扱い。
能力をほぼ失った“ただの猫”状態なので、今はあまり目立つ存在ではない。
でも、ずっとそのままなわけではないでしょう。
彼女の『真価』が解き放たれた時、物語も大きく動く事になるのかも知れません。