［著者：ヤマモトユウスケ／イラスト：マッパニナッタ／ＴＯブックス］
『身体をペロペロ舐めて傷を回復させる』スキルを途中で習得する主人公・イコマ、人助けと称して傷を負っている女子達の身体をペロペロ舐めまわすド変態野郎でした。
もっとも、イコマ自身は本気で重傷者を救いたい善意の気持ち１００％で“ペロ舐め”しているので、意外に下心にまみれた下品さみたいなのは感じなかったんですよね。イコマの行為に女子達が色々と敏感に感じちゃってるんで、わけの分からない状況の“エロさ”は結構ありましたけど。本来話のメインはそこじゃないはずなのに、ペロ舐めばかりが印象に残ってしまって困ったもんです。
大規模な自然災害で文明が崩壊した日本で集団社会を作ったり、そこから一方的に追い出されてサバイバルしたり、別の集団に拾われたりしながら、荒廃した世界を必死に生きて行くお話。誰かが仕組んだ『オンラインゲームっぽい雰囲気』を匂わせる描写も僅かにありましたが、真相は闇の中です。
ペロ舐めによるちょいエロ要素と、男主人公一人に対して女子複数のハーレム要素が強いのも特徴。この無意識の変態行為でも、女子達が誰も嫌悪感や拒否感を抱かず、好感度ばかり上がっているのが不思議で仕方ありません。イコマの行為が人命救助１００％だからなのでしょうかね。
