SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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佐々木とピーちゃん3 異世界ファンタジーなら異能バトルも魔法少女もデスゲームも敵ではありません ~と考えていたら、雲行きが怪しくなってきました~

[著者:ぶんころり/イラスト:カントク/MF文庫J]

 異世界への完全移住、佐々木は前向きに検討した方がいいんじゃねえかなあ。ほら、あっちは地位も名誉も安泰だし、商売も順調だし、関係者からの絶大な信頼も築き上げているわけだし。いや、現代の佐々木に襲い掛かる問題が山積み状態で、しかもどれもこれも全然解決しそうにないもんだからね。

 まあ佐々木は佐々木で伏せている秘密も色々あるので、潔白と言うわけではないんですけど。抱えてる秘密よりも、襲われる問題の理不尽さの方が大きいと言うか。『天使と悪魔の代理戦争』だの『魔法少女の襲来』だの。そりゃ無関係な状態から巻き込まれてしまったら、説明を求めたくもなりますよ。

 あとは、佐々木の隣人女子中学生のヤバさがいよいよ本領発揮。ストーカー気質の変態性癖は、作中で一番のヤバさだと思う。「佐々木逃げて!」って思わず言いたくなる。徐々に関係性が増して来てるけど、佐々木の貞操はどうなるでしょうねえ。

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