[著者:水月穹/イラスト:DeeCHA/Mノベルス]
主人公ロイドの支援職『白魔導』が役立たずだ、と判断された勇者に一方的に追放されるも、実はロイドが自覚していないだけで超有能スキル持ちの、追放ざまぁ系なお話。
この超絶有能なスキルに長らく支えられていて気付かない勇者ってどんだけアホなの? 何でこんなのが世界四大勇者なの? 他でも大体追放する側ってこんなですけど、この物語は特に勇者称号を掲げてる割にあまりにあんまりだったもんで「うへぇ……」ってなってしまいましたとさ。
ただ、一部メンバーは勇者に加担したのを悔いて、途中からロイドの支援に回ってくれていたので、それだけでもちょっとウンザリ気分も紛れたような気がしました。
ロイドは自分の凄さに気付けていない『無自覚卑下野郎』です。こっちも「いい加減自分の有能さに気付け!」と言いたくなりましたけど。S級ランクの仲間達が何を言っても自信持てないでいるので、まあしばらくこの無自覚さは直らないと思います。