[著者:猫又ぬこ/イラスト:緑川葉/講談社ラノベ文庫]
不仲で離婚した主人公夫婦が、交通事故で揃って12年前の高校入学直前にタイムスリップ。もちろん?原因は不明。
航平の方が、ずっと気付いてないふりして誤魔化す展開になるのかと思いきやそうでもなく。また、柚花との関係がなかなかうまく行かず、互いに素直になれずもやもやさせられるのかと思いきやそうでもなく。
もう途中から「一体俺は何を延々見させられているんだ」と呆れるくらいのいちゃつきっぷりで、案外素直によりを戻したような印象でした。この辺りの描写は、『焦らされ具合』によって好みが分かれるものかも知れません。
個人的には、未来での夫婦不仲をあまり引きずらずに、二人とも割と早めに素直になれて良かったかなあって感じでした。