SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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転生幼女はあきらめない2

[著者:カヤ/イラスト:藻/サーガフォレスト]

 ここまで再会フラグのお膳立てをしておきながら、もしもリーリアが兄・ルークと再会出来なかったらどうしてくれようか……と、読みながらかなり心の中が煮えたぎってました。

  “物語の盛り上げ”と言う意味では、決して余計な横槍による妨害が無いとは言い切れない状況だったので、その瞬間が描かれるまではなかなか油断出来ませんでしたね。

 あと、父・ディーンは他国侵入を許されない存在である事が行動制限となっていて、この辺も父として一刻も早く迎えに行きたいのにままならないのが随分ともどかしかったです。でも、なによりも無事に願っていた通りの展開でホッと出来ました。

 ディーンとはまだ再会出来てないですが、さすがにもう大丈夫でしょう。リーリア(の能力)を巡っての誘拐の背景にかなりのキナ臭さも感じるんですが、とりあえずは次巻で無事にディーンの溺愛ぶりを見たいものですね。

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