SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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転生幼女はあきらめない5

[著者:カヤ/イラスト:藻/サーガフォレスト]

 なんか前巻辺りからのリアって、それまでよりもかなり活発に発言してるよなあ、ってのが個人的には結構目立った印象で。

 ニコやクリスなどの近い世代との交流=『よく学び、よく遊ぶ』が目一杯出来ている証なのか、とにかく本来の2歳児らしいたどたどしい発言とやんちゃな行動が際立っているなあと。

 そんなリアの様子がとても可愛らしく、それだけでなく大人を度々翻弄するちょっと生意気な感じも実に良いなあ、と思わせるものでした。

 誘拐されて辺境を旅していた頃はそんな環境も余裕もなかったので、今はとても平穏な状態で日々を過ごせている事をしみじみと実感させられましたね。

 ただ、それでも一部の不穏な動きはかなり前から存在していて、それが遂に明確に表に出てしまったか……と言う展開で次巻へ続く形に。これまでずっと引きずり続けて来た、リアと事の発端の『誘拐犯』との因縁が、いよいよ何らかの形で決着を見るような、そんな予感もあります。

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