SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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転生幼女はあきらめない3

[著者:カヤ/イラスト:藻/サーガフォレスト]

 リーリア、無事に帰宅! 良かった……ほんっとうに良かった~。キングダムに入れば『結界』があるので“万が一”はあり得ないと思いつつも、そもそもリアがさらわれた事が、その万が一の事態だったんだもんなあ。

 たった1歳の幼女が、気の遠くなるような長い旅路と危険も伴う様々な経験を乗り越えて、ここまで辿り着けた事がもう奇跡みたいなもので。ようやく取り戻せた兄ルークと父ディーンとの何気ない日常風景は、優しくてまぶしくて尊いものでした。

 そんな感慨深くいつまでも眺めていたい日々を過ごしながらの、リーリアにとっての新展開。ニコラス王子殿下との交流は、リアにどんな経験をもたらす事になるか?

 今の所はめちゃくちゃ微笑ましくて、常時ニコニコしながら眺めていられます。ずっとこんな日々が続けばいいのですが、終盤での主に四侯との交流関係の広がりが、何となく波紋を起こす要因になりそうな予感もあって気になる所です。

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