SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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毒の王1 最強の力に覚醒した俺は美姫たちを従え、発情ハーレムの主となる

[著者:レオナールD/イラスト:をん/HJ文庫]

 幼少期にあまりに理不尽に不遇な目に合っている主人公なので、これ位の役得じゃあまだまだ全然足らないだろう、って思わされながらもなかなかに濃厚なエロコメ展開だなあと眺めていました。

 主人公・カイムの俺―つえも無双も、それまでクズ親父に散々虐待され続けて来た事を思うと、これがまた見事にスカッとさせてくれる展開なんですよねえ。

 『毒の女王』とのやり取りも、旅の途中で危機を救った高貴なお嬢様とのエロ展開も、分かり易くテンポ良く受け入れ易い流れて面白かったです。

 今の時点で気になっているのは、詳細が明かされなかったミリーシアの素性(帝国皇女殿下と予想)、カイムを復讐の為に追う妹の行方、あとは毒の女王の『人格』はもうカイムの中に浮かんで来ないのかどうか、など。