[著者:くろぬか/イラスト:TAPI岡/Mノベルス]
飯テロを目の当たりにして、のん気によだれを垂らしている場合では無くなりつつあるのかも知れない。
北山は断固として「国のもめ事には一切関わらなねえ」と切り捨てていますが、国を揺るがす『災厄』の予兆の方が彼らを放ってはくれないようで、不穏な空気が増しつつあるなあって展開でした。
まあ飯テロは飯テロとして、これまでと同様に「ごちそうさま」な美味い匂いが充分に漂う描写で満足でしたけどね(角煮、たこ焼き、お好み焼き、オムレツ……)。
前回、かなりの騒動をまき散らしてくれた勇者に関しては、改心と立ち直りの救済の道が示されたので良かったのかな? あとは望と心を交わした存在が何者か、そこに北山達がどう絡んでゆくか、気になる所でしょうかね。