SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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おかしな転生II 蜂蜜の月

[著者:古流望/イラスト:珠梨やすゆき/TOブックス]

 前巻と同様に、やはり8歳児の領地改革としての物語がメインとなっていて、その中に『お菓子作り』が要所で大きな影響を及ぼしている、と言った展開です。

 ペイスの夢は『異世界菓子職人』と掲げているけれど、やってる事は領主の跡継ぎとしての領地繁栄に繋がって行くような感じで、前世から継いだ『菓子職人要素』の方はまだまだ印象が薄い。

 それでも、前巻よりはペイス特製のお菓子が物語に影響を与えながら絡んでいるように思えたのは前述の通りで。お菓子作りを盛り込みながらも、当面はペイスが領地開拓や政治政策に関わる内容が続いて行くそうな雰囲気でしたが、さて続きはどうなるか。

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