[著者:ロケット商会/イラスト:めふぃすと/電撃の新文芸]
前巻からの続きで、反撃の第二王都奪還戦。
どうやっても準備不足な行動にならざるを得ない様子や、魔王現象との戦いが生死ギリギリの綱渡り状態なのは相変わらず。
そして、自分勝手な連中でやりたい放題やっているように見えながら、敵対存在の殲滅の為にほぼ完璧な連携が取れてしまう辺りも、いつも通りでさすがとしか言いようがない。
一応、第二王都奪還の決着まで進みましたが、色々と問題の火種が残る結末で、全てスッキリとは行かなかった印象。
魔王現象の生き残り達が奪った『2神の女神の遺体』の事や、魔王現象アバドンが言っていた『魔王の中の王』の存在と目的などは、まだ詳細が見えないだけ余計に気になっています。
あと、懲罰勇者部隊が新たな『聖女』の直属の守護役とした配置された辺り、今後の展開次第で色々と揉めそうですよねえ。