[著者:美紅/イラスト:桑島黎音/富士見ファンタジア文庫]
未知なる敵、これまで得た能力が一切通用しない、新たな世界『冥界』との繋がり、現実世界と交わる事象。などなど、今回はワクワクさせてくれる新要素、新展開が結構あって盛り上がりもなかなかだったと思います。
急に湧いて来た優夜のご先祖様の事と、創世竜オーマも知らなかった『妖力』なる力と、彼の身体能力と変化についての新事実に関しては、特に興味深い内容だったかなと。
これまでと違って仲間達の助けは借りられず、優夜ひとりで冥界の危機に立ち向かう展開や、意外な人物達との再会の場面なんかもちょっと良いなあって感じでしたよね。
まあ結局お約束のチート無双しちゃうんですけど、冥界と現実世界との『境界』の綻びはまだ残っているようで、次の展開にどう影響するか気になる所です。