[著者:逆井卓馬/イラスト:遠坂あさぎ/電撃文庫]
世界の情勢は重苦しい様子ながら、名探偵気取りに謎解きなど、割と軽い雰囲気でノリノリにジェスたそと豚でブヒブヒ推理やってんなあ、って途中までは眺めてました。
が、終盤で待っていた怒濤の真相語りや、超どシリアスに超ど修羅場な展開にあわあわとビビり散らしてしまいました。
よく多くの謎に収拾付けられたなあって気持ちと、この先で収拾付けられるのかなあって心配とがごっちゃになって、読み終わっても未だに冷静になれないでいます。
更にラストの現実側の描写も衝撃で、「豚の夢ってつまりそう言う事?」みたいな何となくの気付きもあって、あまり希望が見えない先の展開を知るのが怖くもあり、でも恐いもの見たさ的な興味もあったりで複雑な気分。