SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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豚のレバーは加熱しろ(5回目)

[著者:逆井卓馬/イラスト:遠坂あさぎ/電撃文庫]

 メステリア王国滅亡の危機を救う為の戦い、その結末に至るまで。豚に関する衝撃の事実! と前巻で驚いてたもんですが、実際の危機的状況は、衝撃を受けてる間もない程に相当切羽詰まってました。

 王国の危機を回避する方向で動けば、結果的に異常を抱えた豚の体質も正常化する。という希望があって、その方向に一斉に動いているような状況。

 あとはメステリア王族関係や『暗躍の術師』の過去などが、豚とジェスの行動の中で明らかになって行くような展開。結構思わせぶりな見せ方してて、時折首捻って「どういう事?」と考え込む事もあったかも知れず。解決に至るまでの謎解き、みたいな要素なのは分かってはいたんですけど。

 今回までのメステリア危機の件、一応は回避出来たのかな? でも全ては解決してないよね? みたいな状況。元の現実世界との繋がりも、何となく謎な部分が多めで、まだ頭の中で整理が付かない感じです。

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