[著者:香月美夜/イラスト:椎名優/TOブックス]
ベンノがマインに常日頃から、「脇が甘い」だの「迂闊な言動が過ぎる」だの「油断して隙を見せ過ぎる」だの、心配するが故に辛辣な言葉を連発するのも「何かよく分かるなあ……」って様子でした。
楽観的、と言う風に見えて実はちょっと違っているような感じで、なんだろな~マインって達観してると言うか、なるようにしかならないから仕方ないと非力で病弱な身体を受け入れ諦めにも似た気持ちを発していると言うか。
そう言った性質的に悲観的にならずに済んでいるものの、難病を抱えている影響もあって常に『危なっかしさ』が付きまとってしまうんですよね。
結局、神殿入りして巫女見習いの道に進む事になってしまったわけですが、マインが抱える危なっかしさが新たな職場でどう影響するか、今から心配が尽きません。