[著者:ナナシまる/イラスト:塩かずのこ/角川スニーカー文庫]★★
これじゃただのJK好き
蓮太郎が七葉の事を覚えているかどうかで、大分話の見方が違って来る。本当は覚えていて、あえて七葉の押し掛けを許容しているのならば、案外話の筋は通る。おそらく、自分に向けられている七葉の好意にも何となく気付けている筈だから。問題なのは、全く覚えていないのに、隣のJKにされるがままになってる場合。しかし蓮太郎の態度や素振りから察するに、どう考えてもこっちなんだよなあ。忘れていないで欲しいが……
仮に七葉が過去の出来事を告げたとして、蓮太郎が気付いてくれるならまだいい。最悪なのが、気付く事さえ出来ずに忘れてしまっていた場合。七葉はそうなるのを恐れ危惧して、言い出せないんじゃないかなあと思うんですけど。どうなんでしょうね。会社員とJK、お隣さん歴1年目。
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ナナシまる/塩かずのこ KADOKAWA 2020年09月30日