[著者:二丸修一/イラスト:しぐれうい/電撃文庫]★★

- 作者: 二丸修一,しぐれうい
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/06/08
- メディア: 文庫
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どうしてこうなった。末晴の最後の選択肢、告白 の現場を目の当たりにして「え、何で?」って気持 ちで、なんかこう悶々と発散し切れない感情を持て 余し気味でした。末晴が大舞台に立つ少し前で、他 の何にも負ける事の無い“幼少期の記憶と思い出” と言うやつを見せ付けられたので、絶対に発する答 えは一つしかない……と思ってたんですけどねえ。 どちらに肩入れしたくなったか、と言えば“初恋 の娘”の方で。正直“幼なじみ”の方は、惹き付け られる程の末晴との関係性を見出せなくて。初恋の 娘に匹敵するような強固なエピソードでもあれば、 また印象は違っていたのかも知れませんが。絶対負 けなくても、ある意味救われない結末だったかも。