[著者:秋/イラスト:しずまよしのり/電撃文庫]★★
『俺TUEEE』の象徴
こいつが『俺TUEEE』じゃなかったら何が一体『俺TUEEE』なんだ? ってくらい『俺TUEEE』を地で行く主人公アノス。ここまで自然体で強調するって、案外無いんじゃないかなあ。意外に新鮮な印象を受けました。無双もチートも“当たり前”
アノスにとっては何も特別な事じゃない。当たり前のことを当たり前のようにこなしているだけなので、どれだけ周囲がざわつこうとも、それが“当たり前”に見えてしまう。目に映る常識が麻痺しそうになるも、やがてそれも“当たり前”に変わる。救いを求める相手に完璧に応える
ただし誰でもではなく、アノスが“そうしたい”と思った相手に対してのみ。ミーシャとサーシャの問題。常人なら迷わず投げ出す。アノスは迷わず二人を救う手段を確実に遂行する。見事で鮮やかで規格外過ぎて、最早何の声も出ませんでした。魔王学院の不適合者 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜
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秋/しずま よしのり KADOKAWA 2018年03月10日