SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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異世界料理道1

[著者:EDA/イラスト:こちも/HJ NOVELS]★★

残された料理人の命とも言うべきモノ
 料理人見習いの主人公が、不慮の死を遂げて異世界に転移させられる。『何故?』の部分は今の所一切不明。元の世界から『三徳包丁』を引き継いでいる事が、まだ縁が切れていない事を示しているのかどうか。帰還する当ては全く無いわけですが、アスタの中では既に「自分は焼死したんだ」と割り切っているようなので、現世への未練は抱きつつも異世界で生きる覚悟は固まっている模様。

たった一つの己が誇る武器を手に
 この異世界に転移したアスタ、驚く程特別な能力が何も備わっていない(所謂『チート性能』ってやつですが)。逆に「何か与えてやってよ」と懇願したくなる程に。本当に自身の『料理の技量』一本で、異世界と渡り合って行くみたいですね。