[著者:あまさきみりと/イラスト:Nagu/MF文庫J]★★★
自分を想う誰かはそれで幸せになれるか?
彗星に祈ればどんな願いであっても必ず叶う。ただ、その代償として、願った本人だけは決して報われない。自身の為の願いなら自らの『命』が、他者の為の願いなら自らの『感情』が失われる。それでも、自分を犠牲にしてでも、懸命に願いを叶えて欲しい人が居る。それが、この物語の登場人物達です。彼女の想いが成就に至るまで
「どうなるんだろう?」と結末が気になり出したのは、准太が佳乃の為に願った辺りから。彗星へ願った結果が噂通りなら、皆が幸せになれる結末は絶対に有り得ない。それが覆るのか、その通りになるのか。個人的には納得の行く結末でした。そこに至るまでの、准太と佳乃の間の深い『積み重ね』があったからこそ、納得出来たのだと思います。星降る夜になったら(1)
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あまさきみりと/Nagu KADOKAWA 2020年06月25日頃