[著者:川田戯曲/イラスト:アシマ/富士見ファンタジア文庫]★★
誰か一人を選ぶ、と言う事
くー助の想いを確定させて、彼に重くて深過ぎる愛情を注ぎ続ける3人の少女達にそれを納得させて、答えが出せずに停滞したままの時間を前に進める為のエピソード。事件性のあった前巻の後始末的な、一応解決を見た後に残されてしまった『非常に面倒な問題』に向き合って行くような展開でした。誰も傷つかない選択肢はない
簡単に言うなら、くー助が心の中で想う好きな相手に告白すればいい。簡単には行かないから本当に厄介極まりない。3人の少女達の精神面がそれぞれ色んな形で不安定なので、くー助も迂闊に本心を告げられなかったんですよね。どの答えが自分と色町、雪縫、花蓮にとって最良なのか、限界まで悩み抜いて出した回答だったと思います。既刊感想:1
嘘嘘嘘、でも愛してる2
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川田 戯曲/アシマ KADOKAWA 2020年08月20日