[著者:榊一郎/イラスト:鶴崎貴大/講談社ラノベ文庫]
小役人、望んでないのに勝手に主役にされてしまう
端役の小役人が『主役』に抜擢され、魔王配下の幹部と世界を救った勇者を『脇役』に従えて、人間達に暗殺された魔王を復活させようとする物語。小役人のクレト自身が「何で僕が?」と首を傾げていたように、確かに何故彼が選ばれてしまったのか? 選んだお偉いさん達の様子からは、『利用し易い使い捨て人材』扱いの様に見えていました。
実際に何が凄いかって言われても、別段凄い雰囲気って無いんですよね。ただ、クレトが目的達成の為に欲している人材を惹き付ける、『魅力』みたいなのは凄く備わっているなと思います。魔王配下や勇者に好かれるって、多分それだけで既に凄い事。
おお魔王、死んでしまうとは何事か 〜小役人、魔王復活の旅に出る〜
posted with ヨメレバ
榊 一郎/鶴崎 貴大 講談社 2020年12月02日頃