SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

家で無能と言われ続けた俺ですが、世界的には超有能だったようです

[著者:kimimaro/イラスト:もきゅ/GA文庫]

謙虚で優しく相手を優先して考えられる良心の塊のような主人公
 周囲の人達がもれなく規格外の超優秀で、相対的に自分の能力や価値だけが酷く劣って見えてしまう現象。で、一旦その枠の中からを抜け出せた時に、初めて自分も実は規格外だったと気付かされる。

 ノア(ジーク)の場合は、姉達の能力値が常識だと散々叩き込まれて来たので、あまり自分が強いって自覚を抱かない。常に謙虚、でもそんな態度にも嫌味が一切ない。関わった先輩冒険者やギルド職員、依頼主達の事を常に優先して行動しているから、自然と皆から好かれるのも分かるなあって感じです。