SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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家で無能と言われ続けた俺ですが、世界的には超有能だったようです2

[著者:kimimaro/イラスト:もきゅ/GA文庫]

 この作品タイトルって、主人公ジークの状況みたいなものを表しているんですが、正直前巻ほどはそんな彼の際立っていた個性が感じられなかったかなあと言う手応えでした。

 今回は冒険者として依頼を受けて、パーティメンバー達とそれをこなしているだけ、みたいな。物語的に動きは少なかったように思いました。規格外の魔物の討伐依頼中に、魔族の影がちらついた出来事もあったので、今はまだ『溜め』の段階なのかなと。

 ジークに関しては、もっと無自覚に『超有能』を前面に押し出すように振りまいた方が、強く印象に残ると思うんですけどね。謙虚と言うか控え目と言うか。むしろ自分は然程強くないと思い込んでいるから、ひけらかす真似はしないのかどうか。まあそう言う所はジークらしいと言える良さなのかな。

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